株式会社Godot(ゴドー/兵庫県神戸市、代表取締役 森山健)の欧州研究開発拠点であるGodot GmbH(オーストリア共和国ウィーン市、代表 鈴井豪、以下「Godot」)は欧州委員会によるEU AI Pactに、日系スタートアップとして初めて署名をしました。同協定は、EUのAI規制であるAI Act(以下、AI法)の施行に先立ち、同法の原則の適用を開始する産業界の自発的な取り組みを支援するものです。
Godotは開発するすべての技術が社会から信頼されるために「Transparency(透明性)」をバリューとして掲げています。Ars Electronica Futurelabとの共同プロジェクト「Anatomy of Nudging」立ち上げや、ドイツのAI品質管理スタートアップValidaitor社との協業など、創業当初より倫理的で責任あるAI開発に積極的に取り組んできました。この度、GodotはAmazonやGoogle、Microsoftなど100社以上のグローバル企業とともに、EU AI Pactへ署名をしました。
EU AI Pactとは?
EU AI Pactは、参加企業に対し、少なくとも次の3つの主要な行動に取り組むことを求めています。
- 組織内でのAIの導入を促進し、AI法への将来的な準拠に向けて取り組むためのAIガバナンス戦略を策定する。
- 高リスクAIシステムをマッピングし、AI法の下で高リスクに分類される可能性のあるAIシステムを特定する。
- 社員のAIリテラシーと意識を醸成し、倫理的で責任あるAI開発を実施する。
これらの主要な誓約に加えて、Godotを含め署名者の半数以上が、人的監視の確保、リスクの軽減、AI が生成したコンテンツへのラベリングといった追加の誓約にコミットしています。
Godotは引き続き、世界のリーダー企業とともに倫理的で責任あるAI開発の推進に貢献していきます。